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【建築主の声】15坪の狭小地に実現する、こだわりガレージハウス。武蔵小山のガレージハウス

「限られた土地の中、使い勝手のいい家になるよういろいろと提案していただきました。また、ザウスには土地探しからサポートしていただいて、建物が完成するまで細やかな対応をしていただきました。」

所在地/東京都
敷地面積/48.25m2(約14.59坪)
延床面積/76.1m2(約23.02坪)
愛車/1996年BMW 318isクーペ、2007年ハーレーダビッドソン ロードキング
ビルトイン台数/1台

「夫婦と愛車とネコのための家」をコンセプトに、
建築家へ住まいづくりを要望したK夫妻。
都内にある15坪の狭小地にガレージハウスを要望。
そして、コンペにより最適な建築家に巡り会えたのである。

雑誌 ガレージのある家 vol.12 掲載
photo / Kengo WATANABE(渡部 健吾) text / Atsushi CHIBA(千葉 敦史)


▲上の写真。ガレージの右手には建物の構造上必要な耐力壁を利用した収納棚がある。手前には日用品や靴などを収納。
 
真っ白なガルバリウム鋼板が貼られた外観が、シャープかつスタイリッシュなたたずまい。2007年8月に完成したK邸は、最寄駅から長い商店街を抜けた住宅街にある。それまで郊外のマンションに住んでいたKさんは、マンションの近くにレンタルガレージを借りて愛車を収めていた。愛車と一緒に暮らすことを夢見て、『建築家とのガレージハウスづくり』をスタートした。
 
 
▲ガレージには耐力壁を利用して。書斎コーナーを設けている。奥様曰く「気付くとここにいる」というKさんお気に入りの場所となっている。
 

K夫妻の住まいづくりの要望は、「夫婦と愛車とネコのための家」。クルマの出し入れやクルマ2台分の駐車スペースを確保したいKさんにとって、前面道路の幅や接道状況が土地探しの重要な条件だった。数多くの物件をチェックしたKさんは、運命的な土地と出会う。そこは二方向に4m幅の道路が接する角地で、Kさんの条件を見事にクリアした物件だ。しかし、敷地面積は約15坪という狭小地。限られた敷地に、Kさんの要望をどう盛り込んでいくのか。

 

▲ワンルームのLDKは白を基調に、木目をアクセントとしてナチュラルな明るい空間。1歳半になるお子様の愛らしい姿に、一同の顔もほころぶ。
 
▲将来は増築も可能なリビング吹き抜け。限られたスペースだからこそ、一部屋を広く見せる工夫が施されている。
 

K夫妻はザウスに登録している3人の建築家による「設計コンペ」を受け、「ガレージに2つの出入り口が設けらえていること」「建物がシンプルであること」「屋上があること」「コストが見合うこと」から、建築家・諸我(もろが)尚朗氏を住まいづくりのパートナーに選んだ。なかでも、ガレージへのこだわりはひとしお。「クルマとバイクそれぞれ別に出し入れできるように設計してもらいました。とても便利ですね。」

Kさんは大のBMWファン。家づくりを考え始めた当初は、愛車の『BMW・M3』がかっこよくキマる家にしたかった。ところが、お子様の誕生にともない、これまでのスポーツカータイプから一転、4ドアのBMWに買い替えた。「打ち合わせを進めていく中で、クルマ2台分の駐車スペースから、クルマ1台とバイクのスペースを確保することに変更しました。新しい家の近所には商店街が充実しているので、クルマに乗る機会は減りましたね。代わりに今は、昨年購入したばかりのハーレーでツーリングを楽しんでいます。」念願のガレージを手に入れ、Kさんは愛車たちに夢中のようだ。

 

▲2階のリビングから上部を見る。天井には大きなトップライトがあり、そこから、明るい日差しが降りそそぐ。
 
▲敷地の前にある小学校の校庭の樹木が借景となって、白を基調としたリビングに彩を与える。大きな窓から降り注ぐ光と爽やかな風が気持ち良い。
 

このガレージには、建物を3階建てにするために、構造上必要な半間(幅約90cm)の耐力壁が等間隔に並んでいる。建築家はこの壁の内側を造りつけの収納棚や書斎スペースとして利用できるようにした。

▲建築家・諸我さんが提案された浴室。壁の上部と天井にはヒノキを貼り、浴槽はハーフユニットを使用している。
 

これまでクルマやバイクの保管に気を遣っていたKさんも、このガレージによって安心して趣味を満喫することができるようになった。まるで、ガレージそのものがKさんの書斎のようだ。「これからは、壁にモーターショーや通販で買ったガレージプレートを取り付けたいと思っているんですよ」とひとつずつコレクションが増えていくのが楽しくて仕方がない様子。これからKさんの手でますます快適なガレージになっていくだろう。

夫婦の要望だった清潔感のある『白』で統一されたリビングは、天窓と吹き抜けの窓から陽射しが降り注ぎ、明るさと温かさに満ちていた。「リビングと吹き抜けの窓は、構造上必要な壁があるため、本来なら取り付けられないものでした。そこで筋交いを付け、窓を外に出すことで解決していただきました」。また、家族で可愛がられているネコ用の『キャットドア』を取り付けてもらいました。トイレにはネコ用のトイレも置くことにしたのですが、その扉にも『キャットドア』がついていて、ちゃんとここを通って用を済ますんですよ(笑)」。

 

▲友人とハーレー・ダビットソンのバイク談義を繰り広げるKさん(右)。バイクの奥にはKさんの書斎コーナーがある。
 

さらに、室内にはご家族の将来に備えた工夫も施されている。リビング上部の吹き抜けにむき出しとなった梁(はり)は、将来、お子様が大きくなった時に子ども部屋として増築できるようになっているのだ。ライフスタイルの変化に合わせ、柔軟にカタチを変えられる住まいは建築家の設計ならではの醍醐味。屋上は、リビングに日差しをもたらす”トップライト”がアクセントになった開放的な空間。「トップライトのある屋上は諸我さんにお願いしようという決め手にもなりました」。なんと、このトップライトはテーブルとしても利用できるのだとか。

 

▲K夫妻がコンペで建築家・諸我さんを選ぶ決め手となった屋上。トップライトはテーブルの役割も果たすので、友人が集まれば大活躍すること間違いなし。
 

屋上付きの3階建てというタテ”タテ”に広がる設計で、K夫妻の要望を見事にかなえた建築家。「限られた土地の中、使い勝手のいい家になるよういろいろと提案していただきました。また、ザウスには土地探しからサポートしていただいて、建物が完成するまで細やかな対応をしていただきました」。当初は『夫婦と愛車とネコのための家』としてはじまった住まいづくり。お子様が誕生し、今では『夫婦と子どもと愛車とネコのための家』となった。今後、家族の成長に合わせ、K邸もまたカスタマイズされていくのである。

ガレージハウスの施工例はこちらから

 

 

所在地 東京都
竣工 2007年8月
敷地面積 48.25m2(約14.59坪)
延床面積 76.1m2(約23.02坪)
ガレージ面積 24.54m2(約7.42坪)
愛車 1996年BMW 318isクーペ、2007年ハーレーダビッドソン ロードキング
設計 諸我尚朗
施工 株式会社ホープス
プロデュース ザウス株式会社・ザウス東京店

 

ガレージのある家 vol.12 掲載

発行年月日:2008年4月25日
出版社名:株式会社ネコ・パブリッシング

 

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